Conference Proceeding

2008年度国際セミナー報告書 『包括的ビジネス発展モデルとしてのEIC:アジアへの展望と挑戦』

2009-02

環境調和型産業クラスター(EIC)とは、特定の分野に携わる企業が地理的に集中して活動 し、企業同士および地域コミュニティと協力し合って、エネルギー・資材・水・情報等の 資源の効果的な共有を図ることを意味します。これは新たなビジネスモデルとして有望です。

様々な目的の事業者を価値の連鎖(バリューチェーン)に組み込み、経済的に孤立状態 にある農村地域と都市市場を結び付けることで、ビジネスモデルとしてのEICの普及は確実 に環境面と経済面の両方の利益をもたらすと考えられます。EICから得られる利益は農村地 域で得られる利益をはるかに上回ります。企業はエコ・イノベーションの推進・グリーン マーケットの構築・サプライチェーンの強化という利益を、農村地域は生産性と持続可能 な収益の向上そして環境保全のためのエンパワメントの拡大という利益を得られます。

このセミナーでは、関西研究センターの過去現在の研究をもとに環境マネジメント戦略 のプラス・マイナスの両面について議論するとともに、アジアの持続可能な地域開発のた めのEICの役割や必要性をアジア地域からの事例や「あわじ菜の花エコプロジェクト」等の 日本国内で実施されている事例を通して理解を深めることを目ざします。