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Last Modified: 2008/08/04

Topics: 気候変動(Climate Change) , バイオ燃料(Biofuels) , 森林保全(Forest Conservation) , 水資源管理(Water) , 消費と生産(Consumption & Production) , ビジネス・企業(Business) , 教育(Education) , 都市・地方自治体の取組推進(Urban/Local Initiatives) , 政策統合(Policy Integration) , 交通・大気(Transportation / Air pollution) , 環境全般(General)

Ajia taiheiyo no mirai senryaku

IGES White Paper

アジア太平洋の未来戦略:気候政策と持続可能な開発の融合を目指して

Ajia taiheiyo no mirai senryaku

Author: IGES|2008/06|Publisher: IGES(Hayama)

Language: Japanese|Publication Type: Book / Report|ISBN/ISSN: 978-4-88788-049-8|Copyright: IGES

Abstract:

多くの人口を抱える一方で、限りある資源の制約を受け、気候変動に直面している発展途上のアジアにおいては、欧米と同じ発展の道筋をたどることは、明らかに持続可能ではあり得ない。しかし、これまでのところ、アジアは、貧困からの脱却、生活水準の向上、低炭素、そして気候変動に対して耐性のある持続可能な開発の道筋というものを見出すには至っていない。アジア諸国は、世界の気候変動交渉に一層主体的に参画して、持続可能な開発と気候変動が別々の道筋ではなく、単一の道であることを示す必要がある。

この白書では、次の4 つの優先課題を掲げている。すなわち、(i)衡平で効果的かつ柔軟な2013 年以降の気候変動枠組みを構築すること、(ii) アジア地域の適応能力を高めること、(iii)市場メカニズムをより有効に活用すること、(iv) 低炭素社会を構築し、開発に伴うコベネフィットを活用すること、である。その中でも、アジアの社会・産業・経済基盤を低炭素社会に向けて変えていくことは、最も厄介な仕事である。しかしながら、2013 年以降の気候変動枠組みを、アジアのこのような変革を支援するように設計する - つまり、世界で最も費用対効果の高い気候変動緩和策に財源を投入する市場メカニズムによって、将来のインフラ投資がアジアの人々と生態系の適応能力を高めるために計画・実行されるようにする - ことは可能である。

持続可能な開発と密接不可分の費用対効果の高い緩和策は、REDD に関する提案に詳述されており、アジアの豊富な有機性廃棄物を利用した第二世代のバイオ燃料や、都市の固形廃棄物のコンポスト化にも見出すことができる。また、将来の気候変動は、既に利用の限界に達している地表水に追い討ちをかけるような影響を及ぼすと考えられ、その備えもしくは保険として、アジア地域の地下水資源保護を極めて重要な適応策の一例として、必ず持続可能な開発の計画・実施の中に組み込まなければならない。

しかし、このように実に広範囲に及ぶ緩和・適応策は、アジアのさまざまなステークホルダー(政府、民間部門、市民団体)が、低炭素で気候変動に対して耐性のあるアジア太平洋地域の未来という共通のビジョンを持って結束しない限り、実現しないであろう。

[ 目次 ]

序文 / 執筆者一覧 / 略語
要約

パートI
第1 章 序論

第2 章 気候と開発に関する協調行動:岐路に立つアジア
要約
1. 背景
2. よいニュース:費用対効果の高い気候変動対策
3. 悪いニュース:気候変動政策の課題
4. 低炭素かつ気候変動の影響に強いアジアに向けての4つの優先事項
5. 結論

パートII
第3 章 緩和と適応―セクターと関係者

第4 章 途上国における「森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減」(REDD)
−アジア太平洋地域の農村コミュニティにとってのリスクと好機−
1. はじめに
2. REDD の論理
3. 森林減少を理解する:ガバナンス、保有権、生計手段
4. UNFCCC の下での森林の取り扱い
5. コミュニティのREDD への参加能力と参加による便益
6. マルチ・ステークホルダー・プロセスと独立基準の採用
7. 結論と提言

第5 章 アジアにおけるバイオ燃料の見通しと課題:政策への影響
1. はじめに
2. バイオ燃料の可能性:有望なのか危険なのか
3. アジア主要国におけるバイオ燃料の生産・消費動向
4. アジア主要国のバイオ燃料関連政策
5. 結論と提言

第6 章 都市の有機性廃棄物―有害物を資源に
1. はじめに
2. 廃棄物処理によるGHG の放出
3. 有機性廃棄物の処理
4. 都市廃棄物のコンポスト化
5. 結論と提言

第7 章 地下水と気候変動:もはや隠れた資源ではない
1. はじめに
2. 地下水需要と社会・経済開発
3. 気候変動が地下水資源に及ぼす潜在的影響
4. 適応策及び戦略
5. 知識格差及び今後の研究ニーズ
6. 結論と提言

第8 章 気候変動に対するアジアの制度の変化
1. はじめに
2. 分析枠組み
3. 国別ケーススタディー
4. 比較研究
5. 結論と提言

第9 章 責任ある企業―エネルギー効率の改善にむけて
1. はじめに
2. エネルギー利用と産業発展の分離
3. EE 改善を阻む障害
4. EE の改善に向けたアジアのイニシアティブ
5. 結論と提言

パートIII
第10 章 結論と提言

Keywords:

SUSTAINABLE DEVELOPMENT, CLIMATE CHANGE, SUSTAINABLE DEVELOPMENT, CLIMATE CHANGE, CLIMATE POLICIES

Geographic area:

Asia

Download:

Remarks:

English version is available at:
http://enviroscope.iges.or.jp/modules/envirolib/view.php?docid=1565

IGES白書「持続可能なアジア:2005年以降の展望 −革新的政策を目指して−」
http://enviroscope.iges.or.jp/modules/envirolib/view.php?docid=485

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